嫌なSV上司・先輩はなぜパワハラするのか?ストレスを溜め込まない対処法
何とも残念なニュースが飛び込んできました。
ディズニーランドを運営するオリエンタルランドでパワハラが発生したというのです。
ディズニーランドでパワハラか 着ぐるみの2社員が提訴:朝日新聞デジタル
30代女性のショーの演者は、来場客が故意に右手薬指を反対側に折ったため(これもあり得ないですよね!?)に負傷し、労災申請をしようとしました。
その時、女性の所属するグループのスーパーバイザーから、労災申請への協力を拒絶されたのです。
それもあり得ない話ですが、さらには、「エンターなんだから、それ位我慢しなきゃ」「君は心が弱い」などと言われたとのことです。
ショーの最中にケガをして労災ではないのであれば、この世の労災というのは一体どういうことなんでしょうかね!?
さらに、ケガをしたことを責めるような発言…
典型的なハラスメントですねぇ。
今回の訴えに対してオリエンタルランドの担当者は、「訴状が届いていないため、お答えするのが難しい」と回答しているそうです。
こういったハラスメントというのは、本当に多くの企業に蔓延しているもの。
パワハラを食らうと、非常に大きなストレスとなります。
私はコールセンターでSVをしていますが、オペレーター時代はSVが嫌いで仕方がありませんでした。
トイレにこもってしまったことも笑
黙って我慢しても、相手は増長するだけですので、泣き寝入りしないための心得を紹介します。
パワハラするSV上司・先輩の心理とは
「敵を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉があるように、敵の実力や現状をしっかりと把握することで、相手を打ち負かすことができます。
まずはパワハラをする上司・先輩が、いったいどういう心理なのかを知りましょう。
理由がわかれば、嫌な言葉にも傷つくことも減りますので、一石二鳥です!
実は自分に自信がない人が多い
意外にも、パワハラするような人は自分に自信がないことが多いです。
他人を攻撃して「他人は自分よりも劣っている」ということを証明すれば、自分が相手よりも優れていると感じることができるからです。
自分の能力に自信がある人は、相手を攻撃することなどしません。
わざわざ小さな子供に、「お前は力が弱いからダメなやつだ!」なんて言いませんよね。
心のどこかで不安が存在して、その不安から逃れるために他人を攻撃するのです。
プライベートが悲惨なことが多い
相手を攻撃する人は、ストレスを抱えていることが多いです。
特に、家庭環境がうまくいっていない人ほど、別の環境で自分の価値を認識したがる傾向があります。
奥さんと上手くいっていない。子どもから無視されている。
お金がなくて困っている。
考えられる要因は様々ありますが、充実した生活を送っている人は心も穏やかなものです。
「金持ち喧嘩せず」「弱い犬ほどよく吠える」という言葉があるように、余裕がないからこそ他人に攻撃的なことが考えられます。
そもそも指導スキルが低い=無能
指導力が高い上司・先輩は、そもそもパワハラなどしません。
具体的に言葉で説明したり、進捗を褒めるなどのスキルがないからこそ、ただやみくもに怒鳴り散らしたりするんですね。
プレイヤーとして優秀だった人ほど、こういう上司になってしまいがちです。
試行錯誤して上手くいった経験がある人は、仕事ができない人の気持ちもわかりますし、対処方法もわかるから説明もできるのです。
しかし、才能や運だけで成り上がった人だと、精神論で指導することしかできないのです。
また、自分の指導力の低さを認めることも許せないので、さらに相手を攻撃する悪循環…
このようにパワハラする上司・先輩というのも、様々な苦悩があるのです。
もちろん、だからといってパワハラする人間を肯定しているわけではありません。
パワハラするような人は全員滅びるべきだし、許される行為ではありません。
ストレスを溜め込まない対処法とは
パワハラを受けている場合、とにかく一人で抱え込まないでください。
人間の心は、いとも簡単に壊れてしまいますので、しっかりと対処することが必要です。
同僚や別の上司などに相談しておく
パワハラを受けた場合、必ず周囲の人間にも共有しておきましょう。
根回しというわけではありませんが、味方を増やしておくことはかなり効果的です。
うまくいけば、パワハラする上司に対して罰してくれるかもしれませんし、部署を異動させてくれるかもしれません。
むしろ、積極的に異動を希望するべきです。
物理的な距離があれば、パワハラも無くなります。
同僚に相談しておくのも大事です。
パワハラ上司・先輩の現状が、もっと上の人間が把握した場合には調査や聴き取りが行われます。
その時に、同僚からの証言があるのと無いのでは、会社の対処も大きく変わって来るでしょう。
医療機関にも相談する
精神的なストレスは、風邪などと違い勝手に治るものではありません。
私も、朝起きるのが辛くなったり、食欲が無くなったり、様々な身体の不調を体験したことがあります。
そんなとき、医療機関に相談するのも効果的です。
カウンセリングを受けることでストレスが和らぐ効果もあります。
また、不安を鎮めてくれる薬を服用することで改善も見込めます。
今は依存性の低い安全なものもありますので、気軽な気持ちで相談してみるといいでしょう。
いつ何をどのようにされたかを記録しておく
パワハラされた場合には、自分でもしっかりと記録しておきましょう。
それも何月何日の、何時頃、どこで、何を、どのようにされたのかまで、正確にです。
離婚調停などでもそうですが、こういった記録は手書きでも、法的な根拠となり得ます。
パワハラするような卑劣な上司・先輩は、パワハラをもみ消そうとするでしょう。
そんなときに、しっかりとした記録があれば、どちらが正しいか客観的に判断できるのです。
転職サイトに登録しておく
「これ以上はパワハラに耐えられない!」という場合は、我慢することはありません。
最初に書いたように、過度なストレスを抱え込むと精神が壊れてしまう恐れがあるからです。
では、どうすればいいか?
それは転職・退職です。
異動願いが叶えば、それに越したことはありませんが、とにかく準備しておくことが大切です。
上司や先輩というのは、決めることもできなければ自分の努力でどうこうできる問題ではありません。
実際に退職する人の理由は、ほとんどが人間関係です。
嫌な上司や先輩がいると、毎朝、会社に向かうのが憂うつで仕方がありません。
心や身体を壊すくらいなら、思い切って転職するのも良いと思います。
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まずは転職サイトに登録して相談してみましょう。
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まず、転職サイトに登録「だけ」しておく
まず、転職サイトに登録「だけ」しておく。
これが本当に重要なんです。
面倒に感じてしまうかもしれませんが、非常に大きな意味を持っているのが、この転職サイトへの登録です。
なぜなら、パワハラで身も心も疲弊してしまうと、そのアクションを取ること自体が難しいのです。
精神的なストレスや、肉体的な疲労が限界に達すると、人間は考えることを出来なくなってしまいます。
そうなる前に、転職サイトを見て気になる求人情報をストックしておくことが本当に重要なんです。
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「自分は転職がいつでも出来るんだ」
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