仕事を頼まれても断れないイエスマンになっていない?ストレスに立ち向かう方法!
他人に振り回されていると、思うことはありませんか?
頼まれごとをしても、断れない人。
私がまさにそれです。
仕事が終わっていなくて余裕がないのに、頼まれるとつい「わかりました」と言ってしまう。
どんどん余裕がなくなってきてイライラする。
それも、仕事を頼んできた上司や先輩にムカっとしている自分がいます。
私を含め、他人に振り回される人というのは、俗に言う「いい人」です。
それも「人のいい人」というやつです。
普通の人だったら「今忙しいので」「急ぎの案件があるので」と、他の人を探してもらうよう「ノー」と断ってしまうところです。
だけど、つい「イエス」といって頑張ってしまう。
今回は、「頼まれたら断れない」という癖について、対処法をご紹介します。
素直でいい人だから断れない
ノーと言えない、断れない人は、総じて「素直で心の優しい性格」の持ち主です。
相手が困っていたりすると、思わず「大丈夫かな?」と心配してしまう性格です。
だから、あなたのそういう優しい性格に、きっと周囲は感謝し、信頼してくれていることでしょう。
ただ、そうやってあなたが頑張りすぎることで、心も身体も疲弊してしまっては意味がありません。
たまには自分にも、優しくしてあげましょう。
それは、甘えでもないし、ダメなことでもありません。
断っても次の人がいる
ノーと断れない人は、気づかいの人です。
「断ったら悪いな」「この人も大変だろうから」「いつも助けてもらっているから」といったように考えてしまうことはありませんか?
そのせいで、損な役回りを買って出てしまうのですが、それを「仕方がない」と割り切れるならいいのですが。
それを「なんで自分ばかり」とストレスを感じてしまうのであれば問題があります。
そんなときは、視点を変えて見ましょう。
相手はどんな心理で、あなたに頼みごとをしているのでしょうか。
きっと、普通の人は断られても、他の人を探します。
「次は誰に頼もうか…」といった感じですね。
仕事を頼む人は、頼みやすい人、断られにくそうな人から順番に当たっていくものです。
あなたが断ったところで、仕事や物事は進まないわけですから、他の人を探し出すでしょう。
必要以上に、相手のことを考える必要はありませんよ。
便利な「イエスマン」になってないか
いい人タイプの人は、優しいのと同時に「周りから良く思われたい」という気持ちが強いものです。
「認められたい」「褒められたい」という欲求があるので、「断ったら自分の価値が下がるのでは?」と不安になってしまいます。
なので「ノー」と断れないというケースも多いです。
しかしながら、物を頼む側の人間からすれば、便利な「イエスマン」としか思われていないこともあるのです。
このあたりは、職場の人の性格にもよりますので一括りにはできません。
ただ、本当に優しい人なら、あなたばかりに仕事を無茶ぶりしてこないはずです。
必要以上に仕事を押し付けてくるような人は、「あいつなら何を頼んでも引き受けるだろう」と考えているかもしれません。
そんな人の頼みごとを、易々と引き受けて、本当に感謝されているのでしょうか。
案外、チョロいものだと、逆にバカにされているかもしれません。
回答を先送りにしてみる
ただ、相手も本当に困っているかもしれません。
便利に思われているのかどうか、判断に迷うこともあるでしょう。
そんなときは、まず「迷惑だ」というメッセージを、やんわりと伝えてみることから始めましょう。
「いま、手が離せないので、2時間後に回答してもいいですか?」
といったようなフレーズがおススメです。
なぜなら、回答を後ろ倒しにしているだけで断っているわけではありません。
あなたを助けたいと思っていますよ、ただ、忙しいんですよというメッセージになっています。
こう言われた相手は、2時間待つくらいなら、他の人をあたったほうが楽です。
2時間おいても、頼める確証が無いわけですから、その時間はストレスになります。
そのため、あなた以外の人に頼むか、自分で解決策を見つけるでしょう。
もっとも、2時間後に再び頼みにくるかもしれませんが、こういうフレーズを多用していけば徐々に「便利な人」という認識ではなくなってくるはずです。
まとめ
頼まれたら断れない人。
けっして悪いことではありません。あなたは心の優しい人です。
ただ、それで、あちこちから仕事を頼まれ、無理難題を押し付けられてアップアップになってしまっては意味がありません。
お互いに尊敬しあう関係を作るためにも、少しずつ、断る技術というのを身につけていきましょう。